こんにちは!ライターの遊雅です!
最近CrowdWorksでの新しい仕事探しを再開したのですが、増えていると感じるのがマニュアル無しでライティングを求めてくるクライアント。
ライターが仕事を行うに辺り、マニュアルの存在は重要です。
それにも関わらず、マニュアル無しのクライアントが急増しています。
とはいえ、マニュアル無しで仕事をして、
思ってたのと違う!
とクライアントから言われても腹が立ちますよね。
今回は、マニュアル無しのクライアントが増えている理由の考察と、マニュアルがない場合の対処法を紹介していきます。
ただ、下記記事に当てはまるようなクライアントの場合、契約を結ぶのはやめましょう。
まだ初心者ライターの方は、先にこちらの記事をご覧ください。
マニュアル無しのクライアントの急増理由は?
私が求人を見る限り、マニュアル無しにしているクライアントは動画台本作成案件を募集している場合に多い印象です。
マニュアル無しとなると、ライターからすればどんな文章を作成すればいいのか分かりません。
なぜマニュアルを作らないのか、私なりに考察しました。
①面倒だから
特にショート動画台本作成案件でよくあるのが、この理由でしょう。
YouTubeやTikTokなど、ショート動画が流行中です。
そのため、ショート動画のみのYouTubeチャンネルを開設しようとする人が増えました。
しかし、ショート動画台本作成案件を募集するクライアントは収益化できていない場合が多いです。
なぜなら、ショート動画のみで収益化するにはかなり条件が厳しいからです。
YouTubeの収益化の条件は、
必須条件…登録者1000人
下記2つのどちらかの達成
・直近90日間でのショート動画再生回数1000万回
・直近12ヶ月間の有効な公開動画の総再生時間4000時間
です。
90日以内に収益化できなさそうな場合は、すぐに契約継続できなくなります。
クライアントからすれば、
収益化できるか分からないのに、マニュアルを作らないといけないのか?
という話なのです。
ただ、マニュアルを作らないクライアントの時点で未来は決まっていそうな気がしますけどね。
ショート動画台本作成に関してのメリット・デメリットを解説した記事を過去に投稿していますので、気になる方は是非ご覧ください。
②経験者だからマニュアル無しで大丈夫と思っている
先日高単価案件のクライアントからスカウトを受けました。
全く募集はかけず、台本作成経験者と思われる人に直接スカウトするという採用方法をとっている方でした。
収益化をしている人気のチャンネルだったからこそ、マニュアル無しで「それではよろしくお願いします。」と言われた時は驚きました。
実績や評価を考慮して、「この人になら任せても大丈夫!」という信用があるのだとは思います。
未経験者お断りの仕事を募集している場合にありがちです。
③(YouTube台本作成案件限定)字数稼げれば何でもいいと思っている
①でも解説しましたが、ショート動画以外での案件の場合、YouTubeチャンネルの収益化に影響するのは、再生回数ではなく再生時間です。
そのため、最近は、
・サムネだけ見て動画クリック後、そのまま作業BGM感覚で流してくれる
・自動再生で流れることを期待する
等の理由で、長時間の動画に関する案件が増えています。
再生される時間だけ考えればいいので、最後まで見てくれるかは関係ありません。
途中で離脱されても大丈夫なぐらいの長尺動画にする必要があります。
そのため、
・日本語が破綻していない
・解説動画なら事実をしっかり発信している
・創作動画なら面白い
の3点が守られていれば、どうでもいいと考えるクライアントもいるのです。
②の理由はギリギリ分かるまでも、マニュアルはあった方がライターはクライアントの意味を汲み取れるので、マニュアルがあるに越したことはないと思います。
マニュアル無しのクライアントがマニュアルの代わりに提示するものは?何を読み取ればいい?
マニュアル無しのクライアントが、マニュアルの代わりに送りがちなのが見本記事や見本動画です。
ライターがマニュアル無しのクライアントと契約した場合、見本記事や見本動画から全て読み取ることになります。
もし、あなたがそんなクライアントに出会った場合、見本記事・見本動画から何を読み取るべきか解説します。
体言止めがOKかどうか
おそらく最も確認すべきところは、体言止めの可否だと思います。
意外かもしれませんが、体言止めをNGにしているクライアントは少なくありません。
仮に提出してから体言止めNGと言われたら、先に言えという話なのですが…
体言止めのメリットは、
・体言止めした文章は強調の役割を果たせる。
・上手に使えば、文章にリズムが生み出せて単調な文章に見えなくなる。
というところです。
しかし、体言止めには唯一の欠点があります。
それは、多用すると丁寧な文章に見えなくなることです。
きっちりした文章で作成したいクライアントの場合、体言止めは敬遠される傾向にあります。
見本記事や見本動画を見る際は、体言止めが使われているかどうかを確認するようにしましょう。
である調orですます調
2番目に確認すべきところは、である調で書くべきか、ですます調で書くべきかです。
1番目に確認すべきところなような気がしますが、2番目に持ってきた理由は、高確率でですます調が採用されているからです。
長期契約をしてくれるクライアントは尚更ですが、ブログ記事作成や動画の台本作成の案件は高確率でですます調を採用しています。
である調が採用されるのは、ショート動画台本作成ぐらいでしょう。
ただ、この部分を確認し忘れると最悪語尾全部修正させられるので、確認は忘れないようにしましょう。
エンディング部分を確認する(YouTube台本作成限定)
YouTubeを見ていたら、
次の動画を見たいと思った方は、チャンネル登録高評価をよろしくお願いします!
という文句は聞いたことがあるのではないでしょうか。
YouTubeチャンネルを運営しているクライアントの場合、エンディング文章は固定されている可能性が高いです。
そのため、エンディング部分はまるごと同じにした方が良いでしょう。
マニュアル無しのクライアントの意図は見本動画や見本記事から読み取るべし!
今回は、マニュアル無しのクライアントと契約を結んでしまった場合の対処法を解説しました。
本来、マニュアルをきちんと作成してくれるクライアントと契約できればよいですが、実績稼ぎのためにマニュアル無しのクライアントとも契約せざるをえない時があるでしょう。
クライアントがマニュアルを作らない理由は、
・面倒だから
・経験者だからマニュアル無しで大丈夫だと思っている
・字数稼げれば何でもいいと思っている
等の理由があると感じています。
もし、マニュアル無しのクライアントと契約した場合は、
・体言止めは使って大丈夫か
・である調で書くか、ですます調で書くか
・エンディング文章はどんなものか(YouTube台本案件のみ)
をしっかり確認するようにしましょう!
ただ、マニュアル無しなのにあまりに修正依頼を入れてくる場合は、継続依頼を断ることをおすすめします。
過去に断り方を説明しているので、是非ご覧ください!
最後までご覧いただきありがとうございました!