ピレリ、エンジェルSTのインプレ

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こんにちは!

ライダーのツクヤです。

今回はタイヤインプレ回です!

あくまでも普通のツーリングライダーのインプレとしてお楽しみいただければと思います。

バイクの用途としてはツーリングメインに通勤やワインディング走行も織り交ぜた感じ。

エンジェルSTでサーキットは走行していないです。

エンジェルSTってどんなタイヤ?

ピレリのエンジェルSTは、ピレリのホームページ内ではスポーツツーリングタイヤに分類されています。

https://www.pirelli.com/tyres/ja-jp/motorcycle/catalog/product/angel-st

ピレリのツーリングラジアルタイヤはエンジェルシリーズとして販売されています。

エンジェルST→エンジェルGT→エンジェルGTⅡという順番で発売されている為、最新のエンジェルGTⅡから数えると2世代前のタイヤということになります。

エンジェルSTの発売年は2010年なので、基本設計は最新のタイヤと比較すると古いです。

じゃあなぜ2024年の今更このタイヤのインプレをしているのか…

そう、このタイヤ…

用品店で前後セットで格安で販売されているからです!

最近各社タイヤの値上げが続いており、大型バイクサイズになるとそれはもう高額ですよね?

新作が発売されるたびに値段も上がり、最新のタイヤで揃えると前後で7万円…なんてことも。

それに比べてこのエンジェルST、前後セットで3万円台半ばで購入することができます!

リアタイヤ1本の値段以下で前後揃ってしまうのです。

生産も続いているようなので安価なツーリングラジアルタイヤをお探しの方は要チェックなタイヤです!

本編!エンジェルSTの五段階評価インプレ!

ライフ★★★★☆

まず、ツーリングタイヤを探している方が一番気にするであろうライフについて!

このエンジェルSTへ交換したのは2023年2月、それから1年で約1万キロ走行しました。

しかしまだスリップサインが出る気配はなく、まだまだ走行できそうです。

まぁタイヤのライフというのは乗る方の乗り方やバイクの車種、エンジン形式によっても変わってくるものなので、一概にどうとは言えませんが…

車重約200㎏、4気筒のCB650Rは比較的タイヤに優しいマシンなのでライフが長くなる傾向があるような気がします。

最近流行りの270度クランクの2気筒マシンや、重量のあるバイクではもう少し短くなるかもしれません。

ネットでは10000㎞持たなかったという意見もあるようですが、流石にそれは極端な例かと思います。

10000㎞を超えての減り方がどんなものになるのかという期待も込めて★4つです!

ドライグリップ★★★☆☆

ツーリングタイヤなのでこれくらいあれば十分かと思います。

14年前設計のツーリングタイヤとして考えるならかなりグリップするほうなのでは?

荒れたワインディングをぶっ飛ばしても、無理をしなければ難なく走れるくらいのグリップはあります。

タイヤの接地感に関しては結構ダイレクトに伝えてくるタイプのタイヤですね。

これはピレリのタイヤ全般がそういう味付けなのかな?

以前履いていたメッツラーのロードテック01とは真逆の性格ですw

どちらかというとスポーツタイヤに近い味付けだと思います。

タイヤ自体のクセみたいなものは特になく、ニュートラルな乗り味だと感じました。

勝手にぐいぐい曲がっていくタイプでもなく、かといって曲がらない訳でもないです。

路面が冷えている時も急に滑り出すことがないのは安心です。

14年前設計のタイヤだということも加味して★3です!

ウェットグリップ★★★★☆

ツーリングタイヤ勢がライフの次に重視するポイントはこれではないでしょうか?

ツーリング先で急に雨が降ってきたり、宿を抑えていて日程を変更できず雨天走行をしたりする機会ってありますよね。

エンジェルSTのウェットグリップはそれなりに良いです。

もちろん最新のツーリングタイヤに比べれば劣りますが、ゲリラ豪雨の中を突っ切っても接地感が失われることなく安心して走行できました。

通勤ライダーとしてはこのくらいのウェットグリップがあると安心です。

雨が降ってきたからって通勤しない訳にはいきませんからw

見た目★★☆☆☆

バイクはタイヤがむき出しなのでトレッドパターンの見た目も重要ですよね。

エンジェルSTの見た目は新品状態で目立つのは何といっても天使を模した独特の模様。

この飾りみたいな模様によってエンジェルの名のごとく天使の輪、そして羽根がデザインされています。

これは後継のエンジェルGTやエンジェルGTⅡでは廃止されてしまったので、エンジェルSTだけのデザインになります。

人によって好みの分かれるポイントかもしれません。

まぁ使うとすぐに削れて無くなるんですがねw

表面の模様が削れて無くなると、スポーツタイヤのディアブロシリーズに近い見た目になります。

天使から悪魔って面白いですよね。

イタリア人の遊び心でしょうか。

人によって見た目の好みが分かれると思うので★2です!

コスパ★★★★★

2024年にこのタイヤを選ぶ理由はコレといっても過言ではない項目。

冒頭でもお話しましたが、このタイヤ前後セットで3万円台半ばという破格の値段で購入できます。

最新のタイヤを前後で購入するのに比べ約半額です。

ツーリングメインで使うのに不足ない性能のタイヤがこの金額で購入できるのは、私のような金欠ライダーにとってありがたいです。

同じくらいの金額で購入できるのは

・ダンロップのロードスマートⅢS(ロードスマートⅢの廉価版)

・ブリヂストンのTS100(S20EVOの国内向けリネーム品)

・ブリヂストンのBT023(T30の1世代前のタイヤ)

・ミシュランのパイロットストリートラジアル(ストリート向けラジアルタイヤ)

・メッツラーのZ8 (ロードテック01の1世代前のタイヤ)

くらいでしょうか?

この中で1番設計が新しいのはロードテックⅢSで、最もツーリング向きですが多少高額です。

ツーリングとスポーツでのバランスが良くて安価で購入できるのがエンジェルSTではないでしょうか。

コスパ最強の万能タイヤという感じですね~

なので★5つです!

まとめ

エンジェルSTはコスパ最強のツーリングタイヤ!

最新のタイヤに比べるといろいろと劣る部分はありますが、何といっても半額で購入できるのが魅力です。

安いだけでなくそこそこワインディングでも楽しめるのもポイント。

コスパのよい大型バイク向けタイヤを探している方はぜひチェックしてみてくださいね~


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