こんにちは!
ライダーのツクヤです。
皆様はバイクのフロントフォークのオーバーホールをしたことはありますか?
私のCB650Rは約5年、距離にして約46000㎞を走行していますが未だにフロントフォークをオーバーホールしたことがありませんでしたw
フロントフォークのオーバーホールって費用もかかるし、なかなか大がかりになりそうで実施する踏ん切りがつかないですよね。
今回は私のCB650Rをフロントフォークのオーバーホールに出してきました!
なのでオーバーホールについて書いてみようかなと思います。
かかった費用や期間についても公開します!
同じように倒立フォークのオーバーホールを考えている方の参考になれば幸いです。
そして…久しぶりのカスタム!
オーバーホールついでにハイパープロのスプリングキットを組み込んでもらいました!
ハイパープロスプリングキットのインプレッションも次の記事で触れていこうかと思いますのでお楽しみに!
フロントフォークのオーバーホールって?
まず、フロントフォークのオーバーホールって実際に何をするのかな?
というところからですね。
フロントフォークのオーバーホールってどんなことをするんだろう?
結構お金がかかりそうだよね。
定期的にフロントフォークのオーバーホールをすることで、ベストなコンディションを保つことができるんだ。
作業内容が多いから結構お金がかかるよ。
フロントフォークの仕組とオーバーホールの必要性
オーバーホールについて話す前に、フロントフォークの仕組みとオーバーホールの必要性についてについて軽くご紹介。
もちろん私は乗る専門なので、仕組みに関してはざっくりした感じになりますがw
詳しいことは専門の業者の方なんかのブログが出てくると思うのでそちらを見てもらえればw
フロントフォークの構造を簡単に説明すると、基本的にはアウターチューブ、インナーチューブ、ダンパー、スプリング、オイルといったパーツで構成されています。
成立フォークも倒立フォークも構成部品は同じようなものです。
アウターチューブ、インナーチューブの中に入っているスプリングが伸び縮みすることで衝撃を吸収しているわけですね~
また、バネレートやオイルの粘度によってフロントフォークの硬さを調整している訳です。
で、何故オーバーホールが必要になってくるかというと、部品と部品の間等使われているゴム製のシール類や内部構造、オイルなんかが劣化してくるからなんです。
走行中常に動き続ける部分だけに、どうしても劣化が避けられない部分でもあります。
劣化が進んでくると、衝撃をうまく吸収してくれなくなったり、妙にふわふわした乗りごこちになったり、ひどい場合はオイルが漏れてきたりするということですね。
これがオーバーホールが必要な理由です。
オーバーホールって何をするの?
じゃあ、オーバーホールって実際に何をするの?という話なのですが
・アウターチューブの曲がり、変形、錆の確認
・フォークオイル交換
・シール類やスライドメタル等消耗品の交換
が主な作業だそうです。
消耗品が大丈夫そうならフォークオイル交換だけショップに依頼するのも手ですね。
フロントフォークオーバーホールの頻度
では、このフロントフォークのオーバーホールの頻度ですが
色々なサイトを見ていると大体1~2万㎞ごとのオーバーホールが推奨されているそうです。
また、フォークオイル交換は5000~1万㎞ごとの交換推奨だそうです。
ユーザーとしては正直この頻度での交換はちょっと…という感じですよね。
フォークオイル交換やオーバーホールの工賃は正直安くはないですし、自宅でするにはフォークの取り外し等で手間がかかりすぎる…
ただ、私のCBも4万㎞を超えたあたりから、明らかにフロントフォークのフィーリングがおかしくなってきました。
なので4万㎞以内で1度オーバーホールする方が良いと思いますw
(倒立フォークの工賃高いのよ…)
実際にオーバーホールに出してみた
ここからは私のCB650Rのフロントフォークオーバーホールの記録です。
状態の変化やかかった金額等色々乗せていきます~
オーバーホール前のフロントフォークの状態
まずはオーバーホール前のCB650Rのフロントフォークの状態から。
冒頭でもお話した通り、現在の走行距離は約46000㎞
これまで1度もフォークオイル交換やオーバーホールには出していません。
パット見は特に問題なさそうに見えるフロントフォークですが…
さすがにうっすらとオイルにじみが出てきています。
また、内部な相当に劣化が進んでいるのか、乗っていて衝撃を拾うとガツンとした衝撃を感じます。
減衰が弱まっているのか、新車時と比べるとかなり柔らかくなったように感じますし、
ブレーキで急に前へつんのめるような感じがしますし、ブレーキリリースで急激にフロントが戻ってきますw
停車時に体重をかけるとスコスコですw
見た目は綺麗ですが内部はかなり劣化している…そんな状態でした。
オーバーホールにかかった金額や期間は?
そんなCBをフロントフォークのオーバーホールに出してきました。
いつもメンテナンスをお願いしているドリーム店へお願いしても良かったのですが…
今回はハイパープロのスプリングキット組み込みも兼ねているのと、PayPayのキャンペーンがあったので2りんかんへオーバーホールに出してきました。
早速費用を公開しちゃいます!
部品代
まずは部品代から。
今回オーバーホールに必要なホンダの純正部品を取り寄せてもらったのと、
それとは別にハイパープロのスプリングキットを注文しました。
純正部品代…フォークシール等10種16点(¥8660)
ハイパープロスプリングキット…スプリングとオイル(¥24200)
合計…¥32860
スプリングキットを注文しない場合は純正のフォークオイルが必要になるので、純正部品代がもう少しかかるかと思います。
工賃
工賃は正立フォークと倒立フォークで差があります。
CB650Rのフロントフォークは倒立式。
なので工賃は¥26400でした。
部品代と工賃の合計は¥59260です。
期間
次にかかった期間です。
まず部品の取り寄せについてです。
純正部品は最近のバイクということもありすぐにお店に届きました。
このあたりは流石国産車ですね。
パーツ調達はすぐに済みました。
ハイパープロのスプリングキットはメーカー在庫なしの為、7月末に注文して入荷が8月末か9月上旬と連絡がありましたが…
まさかの純正部品と同時に届いたそうですw
いや、在庫あったんかいww
次に作業時間ですが
これは最初1週間~10日くらいと聞いていたのですが…
10日たっても音沙汰ナシ。
こちらから問い合わせてみると、もう少しかかるとのことでした。
整備士不足が叫ばれる昨今ですから時間がかかるのは仕方ないですね。
オーバーホールの効果は?
ではオーバーホールの効果は如何程でしょうか?
オーバーホール内容とフロントフォークの状態(返却時の説明 )
車両返却の際にオーバーホール内容とフロントフォークの状態の説明も受けてきました。
まず、内部のスライドメタル等は大きく劣化している訳ではなかったものの、走行距離もかさんでいるので新品交換。
その他消耗品類も私の希望で新品交換してもらいました。
そして、インナーチューブに以前から取れない汚れがあったことは自分も把握していたのですが…
オーバーホール時に綺麗にしてもらったところ、その部分に点錆びが発生していたようです。
これは気づかなかった…綺麗に研磨してもらいました♪
問題のフォークオイルですが…水のようにシャバシャバになっていたようですw
そんな気はしていましたw
フロントフォークスコスコでしたもん。
そしてハイパープロのスプリングキットの組み込みですね。
早速乗ってきました
乗り比べるならいつも走る道が比較にはちょうど良いかなと思いまして
吞吐ダムと道の駅淡河へ!
見た目の時点で随分綺麗になりましたね。
フォークボトムって黒だったんだ(変色してグレーになってたw )
そして綺麗に磨かれたインナーチューブ、良いですね。
ハイパープロステッカーは後日貼っておきたいとおもいます。
オーバーホール前と比べると雲泥の差です!
正直、私はバイクのフィーリングが多少変わっても全く問題なくそのまま乗れてしまうタイプなのですが…
この差にはびっくりですね。
変わらなかったらブログネタとしてもボツになるところでしたw
お店を出た時点で違いが分かりましたよ~
具体的にはフロントフォークが随分と粘るようになりました。
以前はブレーキング時に急激に姿勢がつんのめってノーズダイブし、ブレーキリリースでフロントが急に戻ってくるような感覚だったのですが、
ハードにブレーキをかけてもフロントフォークが底付きするようなことはなく、またフォークオイルがしっかり仕事をするようになった為かバイクの姿勢変化が穏やかになりました。
段差を踏んだ時もハンドルに伝わる衝撃が軽減されていますね。
もちろん、オーバーホール時に組み込んだスプリングキットの効果もあるかと思いますが、オイルや消耗品が新しくなった効果は侮れないです。
残念な点を挙げるとしたら、フロントフォークが良くなりすぎてリアサスペンションの物足りなさを感じてしまうという点でしょうかw
オーバーホール依頼して満足です♪
まとめ
フロントフォークのオーバーホールはバイクのコンディションを保つうえで大切なことです。
フォークオイルの交換だけでも十分効果があると思うので、バイクを購入してからフォークオイルを変えていないなって方は是非交換してみてくださいね!
長期間同じバイクに乗っている方ほどオーバーホールの効果が感じられると思います。
より愛車に愛着がわきますね~
長文になってしまいましたが、読んでいただいてありがとうございました!
何かの参考になれば幸いです。