手持ちのヘルメットと比較してみた
さて、ではラパイドネオとほかの手持ちのヘルメットを比較してみたいと思います。
比較対象はZ-7とJ-ForceⅣです。
サイズはすべてMサイズ、ラパイドネオとZ-7はフィッティングしています。
よくグラムスターと比較されてますが、グラムスターは持っていないのでスルー。
重さ
とりあえずフルフェイス2つとジェット1つですが、重さの比較からしていきたいと思います。
カタログ重量はZ-7のグラフィックモデルが1377g、J-ForceⅣのホワイトが1274g
なんとラパイドネオは記載なしでした。
自宅にあるキッチン用のはかりで無理やりはかってみましたw
Z-7…1400g
J-ForceⅣ…1338g
ラパイドネオ…1590g(BCOM ONE45g込み)
ラパイド重っw
重いとは思っていましたが、想像以上の差です。
ビーコムの45gを引いても1545gと断トツの重さですね。
というかZ-7軽すぎんか?
やはり軽量コンパクトを売りにしているフルフェイスなだけありますね。
カタログ値より重かったのは個体差と、経年での湿気を吸っているからということでしょうか?
ラパイドネオ>>Z-7>J-ForceⅣ
という結果になりました。
静粛性
これはジェットのJ-ForceⅣは明らかに不利なので実質フルフェイス2種類の一騎打ちでしょうか?
ラパイドネオは意外と静粛性が高いのですが、それは街乗りでの話。
高速になるとその形状からくる乱気流の影響なのか凄まじい風切り音がします。
Z-7は街中ではそれほど静かではないのですが、高速でもそれほど極端にうるさくはなりません。
帽体の形状の違いでしょうね~
J-ForceⅣはジェットの割には静粛性高めですが、風が巻き込んできます。
これで高速長時間は勘弁していただきたいです。
市街地
ラパイドネオ>Z-7>J-ForceⅣ
高速
Z-7>ラパイドネオ>>J-ForceⅣ
ベンチレーション
ラパイドネオのベンチレーションは口元の開け閉めできる部分。
そしてシールドに2か所、後部の首元と帽体の左右(開きっぱなし)となっています。
Z-7は口元、おでこ正面、おでこ左右、後頭部ですべて開け閉め可能です。
J-ForceⅣはおでこ正面、おでこ左右、後頭部で後頭部以外は開け閉め可能です。
実際の効き具合ですが、もちろん一番ベンチレーションが効くのはジェットのJ-ForceⅣ
かなりの風が入ってくるので夏場でもある程度快適に乗れます。
私は夏場の通勤はこれを使っています。
逆に冬はこれで乗る気にはならないですw
Z-7は見た目には開口部がかなり多く、ベンチレーション機能が期待できます。
しかしながらそれぞれの開口部が小さいので、実際はそこまでがっつり風が感じられるという感じではないです。
効いているという感じはしますが、あくまでもしっかり通気されているというレベルです。
そしてラパイドネオはその見た目の特徴でもある口元のスリットからめちゃくちゃ風が入ってきますw
頭頂部はそれほど風が抜けているというほどではないのに口元は涼しいという感覚。
明らかに暑そうな見た目の割には思いのほか快適なのは現代のヘルメットならでは。
後頭部はすこし熱がこもる感じがします。
J-ForceⅣ>>Z-7≧ラパイドネオ
という印象です。
ラパイドネオ、明らかにベンチレーションの穴の数で不利かと思いきや意外と奮闘しています。
ラパイドネオはまだ真夏に使用していないので、真夏だとまた印象が変わるかもしれませんが。
内装について
さて、すこしこれまでとは違って内装のお話です。
ショウエイの内装は全部がワンタッチで外れるタイプです。
なのでインカムの取り付けなどがすごく楽。
内装を外してから、帽体自体にインカムをそのまま取り付けるだけですからね~
対してアライの内装は耳からほほに当たる部分が発泡スチロールみたいな素材に生地をかぶせてる作りです。
そこの部分の着脱が隙間に押し込むような感じで面倒です。
さらにスピーカーも発泡スチロールまわりの生地をいったん外してから帽体ではなくその発泡スチロールに取り付ける方式。
面倒ですw
もう少し楽に取り付けさせてほしいですw
着用感はショウエイの2つはどちらかというと、側頭部とほほ骨あたりで支えているような感じです。
アライは後頭部で支えているような感じでしょうか。
全体的に包まれ感のあるのはアライですね。
これはどちらが優れているというよりかは好みの問題でしょうね~。
まとめ
ラパイドネオはクラシカルな見た目の割にはベンチレーション効果がしっかりしていて意外と快適!
ただし重たいので、軽いヘルメットに慣れている方が被ると首が疲れるかも!
街乗りなら静粛性も他のヘルメットより静かなくらい。
内装の脱着はショウエイのほうが簡単。
長くなってしまいましたが最後までご覧いただきありがとうございました!
では!