こんにちは!
ライダーのツクヤです。
市街地って道路は混むし空気は汚いし、アスファルトの照り返しは暑いしで、
バイクで快適に走るには程遠いですよね。
都市圏から気軽に行けて涼しい場所があれば最高ですよね。
取り付けたゲルザブのメッシュシートカバーの山道での使い勝手や、
ずれるかどうかのテストも兼ねて六甲山へ行ってきました!
今回は関西の避暑地としても名高い六甲山へツーリングへ行こうという内容です!
六甲山へツーリングへ行ってみたい方や興味のある方、自然がいっぱいで涼しいところを探している方必見ですよ~
おススメの六甲山牧場のスイーツやグルメもついでにご紹介します!
六甲山の特徴~なぜツーリングにおススメ?~
私が夏のツーリング先に六甲山をおススメする理由はいくつかあるのですが、
それをご紹介する前にまずは六甲山ってどんなところ?というのをご紹介したいと思います。
六甲山ってどんなところ?
六甲山は兵庫県の南東部、神戸市の西から北へと広がる山地です。
六甲山系は意外と広くて、西は須磨のあたりから、東は西宮や宝塚のあたりまでとなかなかの範囲に広がっています。
東西に約30Kmあります。
一般的にはツーリングや観光で六甲山へ行くというと、神戸の市街地から北へ行ったあたりのことを指すことが多いのではないでしょうか?
山頂付近には様々な観光施設やホテル、企業の保養所等があり、美味しいグルメも盛りだくさん!
森林植物園や牧場等もあるので自然と触れ合うのも良いですね~
麓から山頂へと続く道も複数あるので色々な場所から山頂方面へ行けます。
バイク乗り的にはワインディングがたくさんなので走っていて楽しいですw
六甲山の気候
六甲山の特徴は何といってもその冷涼な気候です。
六甲山山頂の標高は931m、神戸の市街地と比較して大体5~6度ほど気温が低くなっています。
夏は日陰なら涼しいですし、冬は普通に積雪しますw
なのでツーリングに行くなら春から秋くらいまでが快適ですね。
冬場にバイクで行くのはやめましょう。
痛い目を見ます。
六甲山を挟んで北側と南側では天気や気候が全然違います。
神戸の市街地は晴れていても六甲山の北側の有馬では雨が降っている、なんてことも。
六甲山の交通事情
六甲山山頂方面へは各方面から道路が繋がっていて登ってこれる他、
ケーブルカーやロープウェイ等の交通機関で山頂方面へ行くことも可能です。
残念ながら土日祝2輪車通行禁止や、終日2輪車通行禁止、夜間一般車通行禁止の区間もありますので注意が必要です。
昔ここらで無茶した人たちがいたせいですね。
今でも道路外には当時の車やバイクの残骸が残っているそうです。
かつては数々の有料道路がありましたが、表六甲、裏六甲は無料化され
さらに平成30年4月1日をもって西宮北有料道路も無料化となり
現在有料なのは六甲有料道路(六甲山トンネル)と芦有ドライブウェイのみとなっています。」
六甲山へツーリングへ行ってみたいな!
土日祝の通行禁止があったりするって聞いたけど、休日でも行くことができるかな?
場所によっては土日祝は2輪通行禁止になっているよ!
でも、土日祝も通ることのできるルートもあるから紹介するね!
なぜツーリングにおススメ?
六甲山のツーリングがなぜおススメかというと…
涼しくて空気が澄んでいる、これにつきます!
近頃の猛暑でツーリングにも行きづらい中、涼しい六甲山なら現地についてさえしまえば快適に過ごすことができます。
木陰が多く直射日光が遮られている場所も多いので、気温以上に涼しく感じられるはず。
特に山頂付近は神戸の市街地と比較して5~6度気温が低く、体感でも明らかに気温の違いを感じられるくらいです。
木々が多く、神戸の市街地をはるか下に見下ろす六甲山は空気が澄んでいて、
ツーリング中にもその違いを感じられるはず!
また、自然豊かな六甲山は四季折々の風景が楽しめます。
信号が少なく走っていて快適ということもあり、おススメのツーリングスポットです。
春先や秋は意外と冷えるので、温かい恰好で行くのがおススメです!
晩秋のキリッと冷えた山の空気もまた心地よく感じられます。
六甲山の主要なツーリングルートと2輪通行禁止情報!
さて、では六甲山にツーリングに行ってみましょう!
六甲山山頂方面を目指すにはいくつかルートがあるのでご紹介します!
西六甲ドライブウェイ
姫路や明石方面から六甲山を目指すときに多くの方が通るであろう道路が、
県道16号「西六甲ドライブウェイ」です!
西六甲ドライブウェイは土日祝日も2輪通行禁止とはなっていません。
ですので、休日もこのルートであれば六甲山山上方面へ行くことができます。
土日祝通行禁止の多い六甲山の中では比較的2輪に優しい道ですw
麓にはガソリンスタンド(コスモ)があります。
六甲山上にはガソリンスタンドが無いので、ガソリン残量が心配な時はここで忘れずに給油していきましょう!
西六甲ドライブウェイは距離がそこそこありますが傾斜が緩く、
路面も比較的綺麗なので走りやすい方だと個人的には思います。
傾斜が緩くヘアピンカーブも少ないので、ビギナーの方が六甲山を走るときはここから登るのがおススメです!
西六甲ドライブウェイから六甲森林植物園で分岐し、
夜景スポットでおなじみビーナスブリッジを通り北野へと抜ける「再度山ドライブウェイ」は終日2輪通行禁止なので間違って入らないように注意しましょう。
西六甲ドライブウェイ途中にある観光スポットといえば六甲山牧場!
六甲山牧場へ行きたいときは西六甲ドライブウェイを通ることになります。
六甲山牧場についてはまた後程ご紹介しますね~
また、六甲山牧場から摩耶山方面へと行くルートである「奥摩耶ドライブウェイ」も同じく終日2輪通行禁止となっています。
西六甲ドライブウェイの終点は表六甲ドライブウェイとの交差点となっています。
ここが曲者でして、何故か表六甲側が優先道路、西六甲側は一時停止となっています。
頻繁に警察の取り締まりが行われていますので注意しましょう。
表六甲ドライブウェイ
神戸大学横を通り六甲ケーブルの駅前を通過して六甲山上を目指すルートが「表六甲ドライブウェイ」です。
大昔は有料道路でしたが、現在は無料で通行できます。
表六甲ドライブウェイは土日祝2輪通行禁止となっています!
なので土日に間違えて入ってしまわないように注意しましょう。
ちなみに、六甲山に用事がなく、三田や有馬方面へと抜けたいだけなら、
表六甲ドライブウェイから分岐している六甲有料道路「六甲トンネル」で
裏六甲ドライブウェイの起点までショートカットしてしまうのもアリです。
山間部を全てショートカットできますw
表六甲ドライブウェイは傾斜がかなり急で、ヘアピンカーブも多いなかなか難易度の高いワインディングとなっています。
それに加えて路面もあまりきれいでなく、秋には大量の落ち葉が路面に落ちているのでビギナーの方は避けた方が良いでしょう。
腕に覚えのあるベテランの方はその傾斜と連続ヘアピンを見に行ってみるのも、楽しみの一つとして良いのではないでしょうか?
また、西六甲ドライブウェイの項目でも記述しましたが、終点は表六甲側が優先道路となっています。
これがほんとに謎。
表六甲の交通量なんてたかが知れているんですが…
裏六甲ドライブウェイ
三田方面から六甲山山上へのルートがこの「裏六甲ドライブウェイ」です。
表六甲ドライブウェイと同じく、こちらも大昔は有料道路でしたが、現在は無料となっています。
また、裏六甲ドライブウェイも土日祝は2輪通行禁止ですので、
土日祝に六甲山へ行かれる方は注意しましょう!
裏六甲ドライブウェイは、実は表六甲ドライブウェイよりも傾斜が緩くヘアピンも少ないのです。
日当たりが悪いためか鬱蒼としているのでハードなイメージを持たれがちですが、
意外と路面も悪くなく比較的快適に走れる道になっています。
また、路肩にはアジサイが多数植えられており、アジサイの時期には美しいアジサイの花が見られます。
(アジサイの時期にバイクで六甲山へ行ける天気かどうかはともかく)
日当たりが悪いので雨の後は路面が乾ききっていないことが多く、コケや落ち葉には注意です!
裏六甲終点の交差点の反対側からは六甲ケーブルの山上駅方面へ行くことができます。
六甲ケーブル駅横からの眺めはなかなか素晴らしいので行ってみてはいかがでしょうか?
また、裏六甲終点の横の駐車場はかつては解放されていたので休憩などに最適だったのですが、
現在はゲートが設置されており、駐車券を取ってその後ビジターハウスへ処理をしてもらいに行く、という
ややこしいシステムとなっています。
気軽に休憩できなくなってしまったのは少し残念ですが、走り屋のたまり場みたいになってしまっていた部分もあるので
仕方ない対応ではありますね。
芦有ドライブウェイ
芦屋から六甲山を超えて有馬まで向かう有料道路が「芦有ドライブウェイ」です。
民間企業である「芦有ドライブウェイ株式会社」が運営する有料道路となっています。
こちらも土日祝は2輪通行禁止となっています。
有料道路だけあってとても走りやすい道路となっています。
六甲山上方面へは道中の宝殿出口で出るのが良いです。
宝殿IC、なんとも昭和感あふれる出入口ですが廃墟ではありません。
しっかり現役の設備です。
芦有ドライブウェイはETCが使えないので、利用する際は小銭を用意しておきましょう。
早くETC導入して、どうぞ。
料金は芦屋から有馬が片道950円、往復1400円
芦屋から宝殿は片道450円となっています。
また、芦屋側には芦屋のお金持ち御用達PAこと東六甲展望台があります。
ここの休憩所の駐車場では珍しいスーパーカーや各種高級車、スポーツカーが多数観られることがあります。
展望台としてもとても景色が綺麗で優秀ですし、夜には大阪方面を一望する夜景が楽しめます。
最高ですね!
県道16号・県道82号
宝塚や西宮等大阪方面から六甲山へと向かうルートが県道16号・82号です。
どちらのルートも傾斜もカーブもそれほどきつくないので走りやすいです。
盤滝トンネルと芦有ドライブウェイとの間の道の路面が少し荒れているくらいですね。
ここは土日祝の通行規制は掛かっていませんので、休日でも安心して六甲山へ行くことができます。
西宮へと降りていくルートである県道82号は山を下り切ったところが渋滞していることが多いので、
六甲山から市街地方面へ行くときは注意が必要です。
盤滝トンネル・西宮市道436号(小笠峠)
六甲山西側を通り、西宮市の南北をつなぐ道路がこの盤滝トンネル及び西宮市道436号(小笠峠)です。
盤滝トンネルはかつては西宮北有料道路として運営されていましたが、平成30年をもって無料化され、
現在は無料で通行することができます。
トンネルはまっすぐで走りやすいので、ただ単に山頂方面や西宮の南側を目指すならここから行くのが良いでしょう。
路面も綺麗で走りやすいです。
土日祝も交通規制は掛かっていないので、バイクでも走ることができます。
盤滝トンネル完成前に主に使われていたルートが小笠峠を通る西宮市道436号です。
今や旧道という扱いの為か、こちらを走る一般車両はあまりおらず、
峠を走りに来たバイクやスポーツカー、ヒルクライムの自転車や六甲山縦断のハイカーが主に通る道となっています。
こちらは土日祝は2輪通行禁止となっていますので、土日祝は盤滝トンネルを通りましょう。
路面もお世辞にも綺麗とは言えず、落ち葉や木の枝が多いです。
また、他の道路と比べて道幅が狭く、注意が必要です。
グーグルマップですら遠回りをしてでも盤滝トンネルを通らそうとするレベルw
時間短縮という面ではこちらの道を選ぶメリットはなさそうです。
以上が主なツーリングルートとなります!
土日祝2輪通行禁止の場所とそうでない場所が混在しており、非常にややこしいのですが、
基本的には東西はOK、南北はNG、と覚えておくと良さそうです!
また、山上まで上がってしまえば傾斜はそれほどなく、ほぼ平坦な高山ツーリングが楽しめます。
山上には六甲ガーデンテラスやオルゴールミュージアム、高山植物園など観光スポットもたくさんあるので、
お気に入りのスポットを見つけてみてくださいね!
山上には路肩にいくつか退避できる場所もあり、Uターン等はそこを活用して行うことになります。
場所によっては市街地を見下ろすことができる場所もあり、バイクの写真を撮ることも可能です。
あまり開けた場所がなく、バイクと眼下に広がる市街地を一緒に写真に収められるスポットは少なめとなっていますので、
写真が取れそうなところを見つけたら手早く撮ってしまうのが良いと思います。
ツーリング途中に六甲山牧場へ行ってみるのはいかが?
西六甲ドライブウェイの途中、奥摩耶ドライブウェイとの交差点のところにあるのが六甲山牧場です!
六甲山牧場の駐車場わきにバイク用の駐輪所があり、バイクは1日100円で停めることができます。
乗用車が平日500円、土日祝1000円であることを考えるととってもリーズナブル。
せっかくなので動物たちと触れ合ったり、美味しいチーズやミルクを使った食べ物を楽しむのも良いのではないでしょうか?
癒されること間違いなしです!
入場料は3~11月が大人600円、12~3月は大人400円となっています。
実は入場しなくても駐車場側にある売店とレストランは利用することができ、名物のソフトクリームも食べることができます!
暑い日の休憩にもピッタリですね~
園内の売店でもソフトクリームは購入できます。
それがこちら、うしさんソフト(600円)です!
牛さんでない普通のソフトクリームは500円ですw
このソフトクリーム、六甲山牧場のカマンベールチーズとミルクが使われており、結構チーズの風味がします。
ここまでカマンベール感のあるソフトクリームはあまりないかも。
牧場限定なので、六甲山牧場を訪れた方は是非どうぞ!
園内のベーカリーの方ではパンや軽食も楽しめます。
チーズドック(500円)とチーズシェイク(480円)の組み合わせはチーズ好きにはたまりません!
どちらにも六甲山牧場のカマンベールチーズが使われており、これでもかという程のチーズ感を楽しめます!
ホットドックのパンもふわふわで、ソーセージはパリッとしており、
小腹が空いたときに最適です。
ツーリング中に少しお腹が空いたときにどうぞ!
売店でお土産なんかも購入できるので、家族へのお土産もここで買うのが良いと思います。
春から初夏にかけては子羊や子ヤギも生まれるシーズンなので、
タイミングは良ければその年に生まれたばかりの子羊や子ヤギに出会えます!
ふわふわで癒されますね~
他にも牛や馬など、たくさんの動物がいますので、眺めて楽しめます。
ちなみに牛の名前はランボルギーニです。
乗馬体験もできますよ~
普段バイクに乗っているライダーの皆様も馬に乗ってみては?
六甲山牧場の基本情報
・定休日:火曜日(7月21日~8月31日は無休)年末年始・冬季休業あり
・営業時間:9:00~17:00 (最終入場16:30)
・入場料:3〜11月:大人600円、小・中学生200円、未就学児無料
12〜2月:大人400円、小・中学生200円、未就学児無料
※神戸市内に在住、もしくは神戸市内の高校に在学中の高校生は無料
まとめ
六甲山は神戸の市街地からすぐに行くことのできる山地ということで、
古くから避暑地として使われてきました。
ツーリングの目的地としても、市街地より5度は低い気温のおかげで初夏あたりには非常に快適に走ることができます。
土日祝の2輪通行禁止の道が多く、通ることのできる道とそうでないの注意が必要です。
また、ヒルクライムの自転車や登山客も多く、道幅もそれほど広くないので
安全運転で行きましょう!
素敵な自然と冷涼な気候で快適な六甲山を楽しんでツーリングしてください!
では!
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