こんにちは!
ライダーのツクヤです。
ライダーの皆様はバイクへの荷物の積載はどうしていますか?
ネットで直接バイクにくくり付けている方もいらっしゃるかもしれませんし、
大型のツアラーなんかだとパニアケースやトップケースへ積載するという方もいるでしょう。
シートバッグに荷物を入れてバイクに積んでいる、という方も多いのでは?
シートバッグといえばタナックスのシートバッグが種類も多いですし、
使っている方をよく見かけますよね。
そういう私もタナックスのシートバッグ3種類を持っています。
今回は、私の手持ちのタナックスのシートバッグ3種類を比較してみたいと思います!
皆様のシートバッグ選びの参考になれば幸いです。
シートバッグって種類も多くてどれが良いのか分かりにくいよね?
確かにシートバッグの種類ってたくさんあって分かりにくいよね。
今回は使い勝手の良いサイズのシートバッグ3種類を比較していくよ。
入手の経緯等
まず、私がこれらのシートバッグを購入した経緯なのですが…
最初に購入したのはミドルフィールドシートバッグでした!
これは最初にクロスカブを購入してすぐに積載するために購入したものです。
(今は私が購入したカモフラ柄はラインナップから消えたようです)
これで弟とフェリーで2泊3日の四国ツーリングへ行きました。
次がシェルシートバッグ2GTです。
ミドルフィールドシートバッグは正直日帰りツーリングには大きすぎ、
丁度良いサイズのシートバッグが欲しくて購入しました。
一番最近購入したのがシェルシートケース。
これは1泊くらいの荷物がちょうど入る容量のシートバッグが欲しくて購入しました。
まずはスペックを比較
では、数値などのスペックを比較してみましょう~
まずは寸法から!
シートシェルケース:高さ240 ×横幅420×奥行270mm
シェルシートバッグ2GT:高さ212(拡張可)×横幅278×奥行350mm
ミドルフィールドシートバッグ:高さ230×横幅520(最大時680)×奥行280mm
寸法だけだとなんだかよく分からない感じですが、
高さはシートシェルケースが、
横幅はミドルフィールドシートバッグが、
奥行はシェルシートバッグが一番大きいです。
容量は
シートシェルケース:25L
シェルシートバッグ2GT:14~18L
ミドルフィールドシートバッグ:29~40L
見た目の大きさ以上に意外と容量に差がありますね。
シェルシートケースは上方向に、ミドルフィールドシートバッグは横方向に拡張することができます。
シートシェルケースに拡張機能はありません。
また、シートシェルケースとミドルフィールドシートバッグにはバッグ上に荷物を積載できるように
ネットをひっかけるためのD環が付いています。
次に積載方法ですが、
シートシェルケース:Kシステムベルトor4点固定ベルト
シェルシートバッグ2GT:Kシステムベルトor4点固定ベルト
ミドルフィールドシートバッグ:4点固定ベルトのみ
となっています。
金額は
シートシェルケース:定価20,900円(税込)
シェルシートバッグ2GT:定価17,050円(税込)
ミドルフィールドシートバッグ:定価22,880円(税込)
となっています。
どのバッグにもレインカバーは標準で付属します。
数値だけだとよく分からないなぁ…
だよね、次からは画像とかも交えながら解説していくよ
実際の使い勝手はどう?
ここからが本番です!
正直なところ、このブログをわざわざ読みにきてくださる方が気になるのはこの部分なのではないでしょうか?
スペック等の数値はネットで調べればすぐに出てきますしw
それぞれのバッグを他のバッグと比べて良いところ、微妙なところ等ご紹介します!
シートシェルケースの使い勝手と比較
まずは1番最近購入したシートシェルケースから。
これはあまり使っている人を見ないかもしれないですw
でもこれは隠れた名品だと思うんですよね~
ちなみにAmazonで購入できます(https://amzn.to/4hCBwJ9)
シートシェルケースの優れているところ
シートシェルケースの優れているところをご紹介!
簡単に紹介すると、
・開口部が大きく荷物を出し入れしやすい
・スクエア型でスペースの無駄が少ない
・蓋部分の裏にメッシュのカバーがついており蓋裏にも荷物が入れられる
・奥行が一番小さいので積載した時に背中に当たりにくい
の4点です!
ポリカーボネート製の蓋の部分がガバッと開く構造になっているので、
蓋を開けてしまえばスクエア型のスペースにすぐアクセスできます。
写真はレインウェアとレイングローブ、お茶のペットボトル、道の駅記念切符を入れているファイルを入れた状態です。
開口部が3種類のシートバッグの中で1番大きいので、これはツーリング中に荷物を出し入れするのにとても便利です。
「A4サイズのクリアファイルも収納可能」のうたい文句の通り、
スクエア型になっているので、クリアファイル以外にも箱に入ったお菓子等のお土産もそのまま入ります。
また、蓋の裏にファスナーのついたカバーがかかっており、この部分にも荷物を入れることができるので、
濡れたら困るものや、ちょっとした小物類を入れておくのに便利です。
蓋はポリカーボネート製なので、蓋裏はまず濡れることが無いですし。
奥行が1番小さいのも私にとっては魅力的でした!
というのも、私のCB650Rのタンデムシートは前後長が短く、奥行のあるシートバッグを積載すると、
少しズレただけで背中にバッグが当たってしまい不快なんですよね。
その点、シートシェルケースは奥行が小さい上にKシステムベルトが使えるので、他の2種類に比べて背中に当たりにくいです。
シートシェルケースの微妙なところ
ではシートシェルケースの悪いところというか微妙なところなんですが…
・拡張機能が無い
・Kシステムベルトは互換性がない
・ポケットの類が無い
の3点です。
このバッグには拡張機能がありません。
同じようにポリカーボネート製の蓋がついているシェルシートバッグ2GTには上方向への拡張性があるのですが、
こちらにはその機能が無いので、
ツーリング先でお土産を想像以上に買いすぎた時などは困るかもしれません。
一応ツーリングネットをひっかけるDリングがついているので、
ネットを使えばバッグの上に積載できます。
また、同じKシステムベルトという名前でも、他の製品のKシステムベルトと互換性が無い場合があります。
手持ちのシートシェルケースと、シェルシートバッグ2GTのKシステムベルトも互換性がありません。
互換性のあるものにしてくれたらいちいちベルトごと交換しなくて済むんですが…
ポケットの類が無いという点なのですが…
蓋裏以外に荷物を小分けにできるポケットの類は一切ないです。
メインの荷室だけですね。
まぁこのバッグの魅力は大きなメイン荷室なので良いんですが…
総じていえば使い勝手が良くて便利なバッグですね。
シェルシートバッグ2GTの使い勝手と比較
次にシェルシートバッグ2GTについて!
このシリーズは使っている方を結構見かけますね。
サイズ違いで3種類出ていますが、GTが一番大きいタイプです。
これもAmazonで購入できます(https://amzn.to/40DTdSz)
シェルシートバッグ2GTの良いところ
ではシェルシートバッグ2GTの良いところについてご紹介!
・日帰りツーリングに丁度良いサイズ
・上方向に拡張できる
・ペットボトルがそのまま入る
以上の3点です!
日帰りツーリングに丁度良いサイズというのも、これにレインウェア等を詰め込むと丁度満タン、
くらいのサイズ感なので特に泊りを想定しない日帰りツーリングなら十分なサイズです。
とりあえず入れておけばすぐに取り出せますし。
急な雨でもレインウェアを持っておけば安心ですね。
次に、上方向に拡張できるという点。
ツーリング先でお土産などを購入して多少荷物が増えても、上方向に多少拡張できるので入れることができます。
春先や秋など、朝は肌寒いけど日中は暑い、なんてときにジャケットの中に着ていたインナーを脱いでバッグにしまう。
という使い方も拡張機能があればしやすいですよね。
最後がペットボトルがそのまま入るという点。
小ぶりなシートバッグだと500㎖や最近増えてきた600㎖、650㎖のペットボトルが入りにくかったりしますが、
このシェルシートバッグ2GTはそのまま入れることができるので、ツーリング中に飲み物を購入してバッグに入れておくという使い方が出来ます。
正直、バッグに関しては割と大は小を兼ねる面が大きいので、このバッグならではの利点、というと見出しにくいですね。
日帰りツーリングに丁度良いサイズということくらいでしょうか。
シェルシートバッグ2GTの微妙なところ
次に微妙なところですが…
・形の影響でデッドスペースが大きい
・奥行が大きいのでバッグが背中に当たる
・Kシステムベルトの互換性がない
というところですね。
Kシステムベルトの互換性についてはシートシェルケースの項目で触れたので今回は触れません。
形の影響でデッドスペースが大きいという点なのですが、
このバッグ、四角形じゃないんですよね。
シートバッグに入れたいものって、四角形だったり、筒状だったりすることが多い訳ですよ。
例えば、お茶のペットボトルだったり、コンパクトにまとめたレインウェアだったり、お土産の箱だったり…ね?
頑張って詰め込んでも、どうしてもデッドスペースができやすくなってしまいます。
また、蓋の形も複雑なので、蓋の裏はほぼほぼデッドスペースですね。
シートシェルケースみたいに蓋裏にメッシュカバーでも付けてくれたら、そこにも荷物が入ったのに…
奥行の件に関しては、私のバイク(CB650R)のタンデムシートの前後長が短いのが原因ですね。
しっかり積載していても、だんだんずれてきて背中に当たることがあります。
ミドルフィールドシートバッグの使い勝手と比較
最後はミドルフィールドシートバッグついて!
他の2つと違ってポリカーボネート製の蓋がないソフトタイプのバッグですね~
私が持っているのはミドルフィールドシートバッグですが、
他にももっと大きいキャンピングシートバッグや、小さいミニフィールドシートバッグもあります。
こちらもAmazonで購入できます(https://amzn.to/4hCBwJ9)
ミドルフィールドシートバッグの良いところ
では早速良いところから
・横方向に拡張できる(しかも結構大きくなる )
・小物が収納できるポケットが多い
・しようと思えば上にも荷物を積むことができる
・キャンプ道具くらいなら積める
以上の4点です。
まず、横方向に拡張に拡張できるという点ですが、これはかなりバッグが大きくなります。
大体左右両方約8cmずつくらい拡張できるのですが、
拡張することで容量も大きくなるほか、キャンプ道具のタープポールのようなものも入るようになります。
次に、小物が収納できるポケットが多いという点です。
メインの荷室以外にも左右にファスナー付きのポケットがありますし、
一番上のフラップの下には巾着袋みたいな入れ物が付いています。
また、フラップの内側にものを挟んで積載することや、Dリングがついているのでバッグ上に荷物を積むこともできなくはないです。
見た目よりもかなり荷物が入るので、2泊以上のツーリングにもピッタリですね~
イスやテーブル、テントなどの荷物もある程度入るんので、物を選べばキャンプ道具も積めます。
実際にこれに色々積んで出かけたこともありますし。
ミドルフィールドシートバッグの微妙な点
ミドルフィールドシートバッグの微妙な点は
・Kシステムベルト非対応
・タンデムシートの小さいバイクだとバッグそのものが垂れ下がってくる
という2点ですね。
このミドルフィールドシートバッグ、ロングセラーなのですが、
最近発売されたバッグは対応しているKシステムベルトに対応していません。
まぁバッグ自体がそこそこ大きさがあるので、Kシステムベルトでは固定が難しいという判断なのかもしれませんが…
ベルト4本で固定するタイプなので、フェンダーレスにしていたり、荷掛フックが無かったりするバイクだと固定が難しいかもしれません。
Kシステムベルトの採用されている他の2種のようにラクラク固定、とはいかないのが難点ですね。
また、バッグ自体が垂れ下がってくるという点ですが…
バッグ自体には垂れ下がりを防ぐために補強が入れてあったり、荷室内にベルトがあったりと工夫はされています。
しかし、タンデムシートの小さいバイクだと、やはりバッグそのものが垂れ下がってきますね。
タンデムシートがだんだんバッグに食い込んでくるといいますか、固定用のベルトでタンデムシートに押し付けている状態なので仕方ないですね。
特に拡張している時は顕著です。
かといって固定しているベルトを緩めると、バッグがずれたりしてライディングに集中できません。
ある程度は垂れ下がってくることは許容しないといけないかもしれませんね。
サイズが大きいのと、ハード素材の蓋などは使っていないということもあって、他の2種より垂れ下がりやすかったり、ズレやすかったりするのは仕方ないです。
まとめ
ここまで色々とそれぞれの特徴について紹介してきましたが、ざっくりとまとめると
メインの荷室の使い勝手
シートシェルケース>シェルシートバッグ2GT>>ミドルフィールドシートバッグ
固定のしやすさ(ずれにくさ)
シートシェルケース>シェルシートバッグ2GT>>ミドルフィールドシートバッグ
拡張性
ミドルフィールドシートバッグ>>シェルシートバッグ2GT>>シートシェルケース
防水性
カバーを掛ければ大差なし
こんな感じですw
バッグによって色々特徴があるんだね。
サイズ感も違うからバイクによっては大きすぎたりすることもありそう。
今回は3種類紹介したけど、他にもいろいろな大きさのものがあるよ!
メイン荷室の使い勝手の良くてそこそこの大きさのシートバッグが欲しい方はシートシェルケースを、
拡張性が高くたくさん荷物を入れたい方はミドルフィールドシートバッグを、
日帰り用に小ぶりなものが欲しい方はシェルシートバッグ2GTを選ぶのが良いかもしれませんね。
実際に自分のバイクに積んでみないとわからないことも多いので、シートバッグ選びは沼ですね。
またおススメのバッグ等見つけたらご紹介しますね!
では!